ドライアイスソリューションの情報ソース

医薬品・医療保護具の増産ソリューション

Posted by Makoto Tsukada on 2020/05/01 6:28:41

新型コロナウィルス(COVID-19)により、世界中の医薬品・医療保護具不足が深刻化

全世界で猛威をふるう新型コロナウィルス(COVID-19)対応により、医薬品・医療保護具の需要は急激にあがり、各業界・メーカーは大幅な増産を強いられています。

稼働時間を長くし増産するだけでは生産が追い付かないため、非効率な工程を排除し、より効率的な生産が行える解決策が求められます。非効率な工程として挙げられるのが、スクレーピングなどの手作業洗浄や超音波洗浄などです。これらの従来行われていた洗浄方法では時間が多くかかってしまうため、結果的に生産のダウンタイムが長くなります。

ドライアイス洗浄が、新型コロナウィルスによって不足している医薬品・医療保護具の製造現場において、 効率的な洗浄ソリューションとして各業界へ多く導入されています 

ドライアイス洗浄は、医療用の複雑な金型医療用の複雑な金型(キャビティ、ベント)を安全にダメージなく洗浄でき、製品のバリ取りも素早く行えます。また、金型が熱い状態、且つ機上で洗浄が行えるため、洗浄頻度を上げながら短い時間での洗浄が可能になります。そのため、ダウンタイム、交換ツールのコスト、製品のスクラップ数などが大幅に減少し生産性を上げるだけでなく、高品質の製品製造につながります。ISO8- Class 100,000 Clean roomsにも準じています。

ドライアイス洗浄導入による、医薬品・医療保護具製造のソリューション例を以下にまとめました。

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医療用呼吸マスクやネブライザー(吸引機)の製造

ニュースでも多く取り上げられていますが、新型コロナウィルス感染者が増えると同時に、これら医療器具の需要が増え、製造業者は大幅な増産が求められました。

ドライアイス洗浄導入により、射出成形金型が熱い状態で洗浄できるようになったことで、洗浄・メンテナンス等のダウンタイムが大幅に削減されました。結果、生産能力の大幅な増幅につながっています。

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MRI装置の製造


新型コロナウィルス感染が疑われる場合、PCR検査によって行われます。ただしPCR検査はまだ確実なものではなく、正確に診断するために多くの病院ではCTまたはMRIでの検査を用いています。そのため、この短期間で検査装置の需要が急増しています。

国際的な医療機器メーカーの製造工場でも、ドライアイス洗浄が導入されています。MRI、CT装置に使用される主要部品の現像剤・造影剤を除去し、生産プロセスを大幅にスピードアップしています。

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コレクションチューブに使用されるゴム栓の製造

患者が入院する場合、採血は必ず行われます。血液サンプルを安定して保管するため、一般的な採血管はブチルゴムプラグが使用されており、シリコンゴムよりも使いやすく、血液サンプルをより良い状態での保存が可能です。

多くの大手医療用ゴム製造企業は、プラグ製造に使用されている射出成形機をドライアイスによって洗浄しています。高温の金型を機上ですばやく洗浄することで、稼働時間・生産能力を向上させるだけでなく、部品品質もより良いものになります。

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マスクの製造

マスクなどの保護具は、生産が追い付かないほど需要が高まり不足状態が続いています。多くのマスクは三層構造になっており、この中央部にあるメルトブローン生地が重要な材料となります。熱風ジェットで細かい穴からポリプロピレンを押出して繊維状まで伸ばし、コンベヤーベルトにあつめて網状にして製造します。約0.15㎜の細かい穴はたくさんあり、精密でなかったり均等でない場合も多くあります。また、メルトフローも均一ではないため、生産途中で詰まりが発生します。この詰まりは洗浄が難しく、不良品を発生させたり、生産を止める必要もあります。今までは手作業により1つ1つ穴の洗浄を行ったり、薬品洗浄でしたが、かなりの時間を要し効率的ではありません。

現在では多くのマスク製造業者は、ドライアイス洗浄を導入しています。ある業者では、薬品洗浄に1日を費やしていましたが、ドライアイス洗浄では10分で同じ量の洗浄ができたので、すぐにドライアイス洗浄に切り替えました。

ドライアイス洗浄が、医療器具メーカーの生産性向上にどのように役立っているのか、より詳しく知るにはここをクリック

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